メモリとSSDの両方に保存できることにより、大容量データの取り扱いが可能に。強力なインデックス機能で高速な検索を実現
株式会社Speee様

- DynamoDBではライト/リード性能が低く、処理量のライセンス形態である為大量のデータ処理にコストがかかった
- UZOUのプロジェクトシステムでは局所的に高スループットが必要だが、DynamoDBではパフォーマンス・コストの両面で対応が難しかった
- クエリの柔軟性が低く、アプリケーションにおいてデータの抽出や更新に制約があった
- 高性能なキーバリューであるAerospikeを導入し、独自アーキテクチャによりメモリとSSDの併用で高速処理を実現
- 高効率のスケーラビリティを可能にし、自動フェイルオーバーやデータバランシングを活用
- ユーザー定義関数(UDF)を活用し、広告グループ内の予算データをリアルタイムに反映
- リード/ライトともに超高速処理を実現し、局所での高スループットの要求にも対応可能に
- メモリとSSDの併用によりコストパフォーマンスを最適化、運用コストを大幅に削減
- 自動での運用管理機能の活用により、運用コストをかけずに安定運用が可能に
2017年からAerospikeを導入し、メディア・広告・ユーザーをつなぐネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」 を提供する株式会社Speee。
「UZOU」は、コンテンツやユーザーの行動データを分析し、最適な広告や記事をメディア上で提供することで、潜在的なニーズを引き出し、訪問者に最適な体験を提供しています。
導入前の課題

UZOUでは、広告配信システムのスケール拡張に伴い、以下の課題に直面していました。
- データ処理の負荷増大・広告リクエストの増加により、リアルタイム処理が求められる中、従来のデータベースではスループットが不足していた。
- ストレージとコストのバランス:・増大するデータを効率的に管理するため、メモリとディスクを最適に活用する必要があった。
- スケーラビリティの限界:既存のデータベースでは、急激なトラフィックの増加に対応できず、コスト効率の良い拡張が求められていた。
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UZOUリリース当初はDynamoDBを利用していたSpeee。
しかし、利用を続ける中で下記の問題を抱えていました。
- Write/Read性能が低く、データ量に比してコストが高い
- 局所的に高いスループットが求められる際にコストが急増
- クエリの柔軟性が低く、特にキーベースのデータ取得に制約があった
- 10GBのパーティション制限があり、アプリケーション側で追加の管理が必要
この問題を解決するために、比較したのがRedis ClusterとAerospikeです。
- メモリ上でデータを扱うため、低レイテンシーでのデータ処理が可能
- 主にメモリ上でデータを管理するため、大規模データの運用コストが高騰
Redis Cluster(検討候補)
- メモリとSSDのハイブリッド構成により、高速処理とコスト効率を両立
- 自動フェイルオーバーやデータバランシング機能を備え、スケール拡張が容易
- 高い耐障害性と一貫した低レイテンシーを実現
Aerospike(最終選定)
導入の決め手

UZOUは、以下の理由からAerospikeの採用を決定しました。
- メモリとSSDのハイブリッドアーキテクチャ:メモリのみの運用に比べ、大容量データを低コストで効率的に管理・運用できる
- スケールに応じて安定した高いパフォーマンス:数百万TPSの負荷下でも、一貫した低レイテンシーを維持
- 優れたコストパフォーマンス:DynamoDBやRedisに比べ、運用コストを最適化しながら、必要な性能を確保
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Aerospikeの導入により、UZOUは以下の成果を実現しました。
- リアルタイム広告配信の最適化:高速なデータアクセスにより、配信アルゴリズムの精度向上
- スループットの向上:毎秒4万7000TPSのリード、4万2000TPSのライトを安定して処理
- 運用コストの削減:AWS DynamoDBと比較して、大幅なコスト削減を達成
- 障害ゼロの運用:2017年Aerospike導入から一度も障害なしの安定した運用を実現
Aerospikeの導入により、UZOUはスケーラブルかつ高パフォーマンスな広告配信インフラを確立し、成長を支える基盤を構築しました。
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