Redisからの移行について
株式会社カウリス様

- Redisではデータ増加に伴う拡張が困難だった
- インメモリDBのため、長期間のデータ保存や復元が難しくコストが増加
- データ量の増加により、コスト管理が困難に
- ダウンタイムなし、自動でスケールアウト可能なデータベースを採用
- データの永続化及びバックアップ・リストア機能を活用し、堅牢で安定したデータ管理を実現
- 低コストでスケールしやすく、予測可能な価格モデルを採用
- 4年間ダウンタイムなしで安定運用を継続
- 低レイテンシーでのデータ処理により、不正検知の検知率が大幅に向上
- インフラ管理の手間が削減され、開発業務に集中できる環境を実現
導入の背景

Caulis株式会社は、金融機関やeコマース企業向けに不正アクセス検知サービスを提供しています。クラウド型のこのサービスは、PCやモバイルアプリの不正ログインを防ぐため、リアルタイムでデータを分析し、不正アクセスを検知します。
同社では、急速な事業成長に伴い、従来のデータ基盤であるRedisにおいて課題が発生していました。
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お役立ち資料をダウンロード導入前の課題

Caulisのサービスでは、大量の認証データを即時に処理する必要があります。しかし、Redisではデータの増加に伴いスケールアウトが難しくなり、拡張が困難な状況でした。
また、インメモリデータベースのためデータの永続性が保証されず、長期間のデータ蓄積や障害時の復元も課題に。
さらに、運用コストが増えることも問題となり、堅牢でスケーラビリティが高く、運用コストが低減可能なデータ基盤への移行が求められていました。
Aerospikeを選んだ決め手

このような課題を解決するため、同社は新たなデータベースの選定を進めます。
AWS DynamoDBやAuroraなどの選択肢も検討しましたが、最終的にAerospike Databaseを採用しました。
その決め手となったのは、以下の3点です。
- スケーラビリティとリアルタイム処理性能:
・ダウンタイムなしでスケールアウトが可能であり、増加するデータ量に柔軟に対応
・低レイテンシーでリアルタイム処理が可能であり、不正アクセス検知の精度が向上が見込める - 信頼性とデータ永続性:
・障害時のダウンタイムがなく、高い安定性を維持
・SSDへの永続化・高速なバックアップ・リストア機能により、データの消失リスクを回避 - コストと運用負担の削減
・データ量が増えても適正なコストで運用可能なハイブリッドメモリアーキテクチャと価格モデル
・エンタープライズ向けのグローバルサポート体制が整っており、トラブル発生時にも迅速な対応が受けられる
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お役立ち資料をダウンロード導入後の効果

Aerospikeの導入により、Caulisの不正アクセス検知システムは飛躍的に向上しました。
特に、大きな成果となったのが、高可用性の確保とリアルタイム処理性能の向上です。
- 高可用性と安定運用
・4年間にわたりシステムダウンなしで運用を継続
・不正アクセス検知の精度が向上し、より迅速な対応が可能に - リアルタイム処理の強化
・低レイテンシーでのデータ処理により、不正検知の検知率が向上
・データ蓄積・分析の処理時間が短縮され、全体的なパフォーマンスが向上 - 運用コストの最適化
・ハイブリッドメモリアーキテクチャと価格モデルにより、インフラコストを低減
・スケール管理が容易になり、バックアップ・リストアの運用負担が軽減され、エンジニアが開発業務に集中できる環境を実現
まとめ

Caulisは、不正アクセス検知システムの性能と堅牢性強化のためにAerospikeを導入し、スケーラビリティの確保、リアルタイム性能の向上、コスト最適化を実現しました。
今後もデータ基盤の最適化を進め、より安全なデジタル環境の提供を目指しています。
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お問い合わせご担当者様のコメント

株式会社カウリス 開発部部長 林 泰行氏
Aerospikeは単なるデータベースではなく、不正アクセス検知の精度向上を支える重要な基盤です。これからもこの技術を活用し、より安全なデジタル環境を提供していきます。